県は外部団体が作った妊娠に関する冊子を買い、高校2年生全員などに配った。2025年2月、その絵や文言がSNSで批判された。
- 問題視されたこと
- 35歳の卵子を手遅れのように、50歳以上を店じまいのように描くなど、出産を急かす表現が問題視された。
- その後
- 県は、選択できる環境をつくるためで、卵子の老化は伝えるべき事実だと説明した。
健康情報を啓発するときに、年齢による焦りをあおる言葉や絵を使わない。
出典:kahoku.news(報道)、media-akita.jp(報道)
確認の問い
広告・CM・PR表現で過去に批判された事例から、出す前に確かめる問いを8個にまとめました。
女性や少女、子どもを連想させる人物を、性的な対象として描いていないか
露出や動き、口元の強調、性的な設定が「性的に消費している」と受け取られ、公的機関や公共性の高い媒体ほど強く批判された。
家事・育児などの役割や扱いを、性別で決めつけたり偏らせたりしていないか
女性だけが給仕や育児を担う構図、父親を下げる言葉、性別で分けた価格、男性だけの講師陣が、古い性別役割や差別だと批判された。
社会課題や応援のメッセージが、意図と逆に読まれたり当事者を軽んじたりしていないか
差別やジェンダー、ルッキズムを扱う広告や言葉遊びが、当事者を軽く見ている、意図と逆の内容だと受け取られて批判された。
人の価値を容姿・体型・年齢で測ったり、笑いや焦りの材料にしたりしていないか
体型を動物にたとえる演出や、一定の年齢を過ぎた女性の価値を下げる言葉、年齢で出産を急かす表現が、ルッキズムや価値の決めつけだと批判された。
戦争・病気・歴史上の加害や、人が大切にする文化を、軽い比喩や破壊の演出に使っていないか
戦時中の訓練を思わせる演出や、重い病気をくじの当たりにたとえる表現、加害を連想させる人物、創作の道具を壊す映像が、無神経だと受け止められた。
人種や国籍を外見で記号化したり、海外での差別や歴史の文脈を見落としたりしていないか
金髪と付け鼻の外国人像、黒人を猿に例える文脈を連想させる表現、現地の歴史認識に触れる字幕が差別的だと批判された。
起用するタレントやモデルの年齢や騒動が、商品の前提と食い違ったり話題づくりのネタになったりしていないか
結婚できない年齢の花嫁役や、出演者の不倫騒動を笑いにした演出に違和感や批判が出た。
お金を払って集めた人を、自然な客や口コミに見せかけていないか
話題づくりに雇った人を行列に並ばせ、自然発生的な人気に見せかけたことが批判された。
県は外部団体が作った妊娠に関する冊子を買い、高校2年生全員などに配った。2025年2月、その絵や文言がSNSで批判された。
健康情報を啓発するときに、年齢による焦りをあおる言葉や絵を使わない。
出典:kahoku.news(報道)、media-akita.jp(報道)
2025年、Web限定のアニメCMを公開した。女性が頬を赤らめてうどんを食べる表情や口元のアップを描いていた。
女性の表情や口元のアップが性的に読まれうるかを、多様な目で確認せずに公開しない。
2024年10月、日用品ブランドが都市部の駅に広告を出した。SNSで広まる容姿の基準を表す言葉を並べ、取り消し線を引いた。
否定したい価値観を、そのまま大きく見せて広めてしまう広告表現にしない。
出典:nlab.itmedia.co.jp(報道)、risktaisaku.com(報道)
2024年、楽器や画材をプレス機でつぶし、新型タブレットが現れる広告を、経営トップがSNSと動画サイトに投稿した。
顧客が大切にする文化や道具を壊す演出で、自社製品の価値を示さない。
2024年、飲料の広告と連動した人気バンドの楽曲の動画が公開された。探検家に扮したメンバーが、猿の姿の人々に人力車を引かせる場面があった。
タイアップ素材の歴史的、文化的な意味を確かめないまま広告に使わない。